Top Page PSK-IF4iの組み立て
自作工程のメモとして
Jul.2014


  ひとつ前の掲載ページで、初めてCAD(KiCAD) を使ったPCBを設計しましたが、フォトカップラの使い方に誤りがあり、2度 Seeed Fusion PCBへ発注することになったPCBを、新たに組み立てることにしました。
 前回のPCBの実装時に、レイアウト等は決定しており穴あけも済ませた状態からの実装になります。
 動作確認をすると、今度はCI-Vも快適に動作しているようで、一応狙いとした動作は満足しているようです。(2014/07/27)

 しばらくテストで使用して問題が無ければ、予備を残して残りのPCBを実費配布を予定しております。(このページで)

2017/07/17 :現在 残0枚(頒布終了しました)


IF-View

Edit by SeaMonkey Composer.

1.修正した回路と組み立て後のPCB

 変更箇所は、CI-V関連の部分だけですが、前の掲載では回路図を削除したために大き目の画像を用意しました。
一部は、収納ケースの関係で実現は難しいようですが、前回と同じ以下の仕様を目指しました。

■ PSK-IF4i インターフェースの回路 アイコムCI-V用 Ver2

s_IF_logic

特徴は、PCとのインターフェースに秋月のFT2232を使い、PTTとCI-Vの2チャンネルのCOMポートを実装したことと、 CIーVにIC出力のフォトカップラ(TLP513)を使いCI-Vの高速化を図ったことです。
また、PC側とRig側を絶縁状態にするために、秋月扱いのDCDCコンバータ(MAU102)を使っています。
なお、DCDCコンバータ(MAU102)周りのコンデンサーはデータシートから読み取った値を使っていますが、実装時には手持ちの 関係で変更しているところがあります。

KiCADによる設計の工程は、前項の掲載を 参照ください。

■ 組み立て後のPCB PSK-IF4i  (Ver2)

if-pcbV2

コネクター部は、1列の丸ピンICソケットを必要な数だけ折って用意しました。また、ソケットに差し込むプラグも同じ丸ピンソケットを 使って接続します。
画像中央手前の黒いLED(3個)は、PTT等の表示用で3mmの汎用LEDに黒の熱収縮チューブをかぶせて、隣に光がもれるのを防いで います。(ICソケットは、2段になっています。)


2.ケースのデザインを決める

あまり意識せず全体の大きさを決めていましたが、適当なケースを探していると偶然にも、タカチのUC11-5-8DDがピッタリに収ま りそうなことが分かり少し高いケースですが購入しました。
また、DINコネクター(8P)の入手が無理そうで、3.5mmのステレオジャックも含めてパネル取付タイプを採用したために高さが必要 になります。
そのため、コネクター部は高い位置に取り付ける必要がありました。

■ ケース下側の取り付け穴の位置

IF-BOX

前・後ろのパネルを、両方とも内側にセットすると、基板の奥行きと0.5mmも遊びが無くピッタリの位置になります。


■ フロント・リアパネルのデザイン  (LibreOffice 4.2のDrawを使用しました:フリーソフト)

◆デザイン図
panel1
大理石調の色合いにしました。
いつもの通りプリンタで打ち出し、パウチして、カッター(オルファ等)でカット・くりぬいてアルミ板の上に重ねます。

◆寸法図(最終的には現物で調整要)
panel2


参考にファイルを置いておきます。(ZIPファイル)
■ フロントパネル
PSK-IF4i_F


■ リアパネル
PSK-IF4i_R

一応、絶縁に拘ったので、3.5mmのステレオジャックもケースから絶縁するタイプを採用しました。

 

99.追記用(予備)