Top Page PCの消音化(ファンの減速)
自作工程のメモとして
2002.Dec.


最近、1年以上使ったマザーボード(AOpenのMX3S)から、MSIの815ETM Pro に交換しました。
遅まきながら、CPUを新しい Celeron / Tualatin に変えてみたかったのと、TVカードの相性が出たために踏み切ったのですが、ついでに購入したCeleron 1.2GHzCPUはそれなりに発熱もある為か、ヒートシンクのファン音が気になりました。
 消費電力から、あまり勝手にヒートシンクを換えるのも心配ですので、ファンの回転数で調整することにしました。
あまり期待はしていなかったのですが、思いのほか効果が有りましたので、実験として掲載します。
BOX品のファンをそのまま付けた時の状態です。

Sensor1が、MB上のサーミスタと思います。(30度)
Sensor2は、CPUの内部情報?と思います。(43度)

CPUを100%近くの負荷で動作させたときの状態を示しますが、Sensor2の43度はピーク値です。

ファンの回転数は、2850RPM前後で安定しています。
ファンコントロール用の自作パーツ。

 幸い全ての部品が、自宅のパーツBOXにあり、ファンのコネクターも、不要になった中古ファンから外しました。





ファンコントロールの回路。

 最初にLM317Tが有り、その回路見本が付いていましたのでそのまま組み立てました。
ただし、コンデンサの容量は適当です。

(回路見本は共立電子提供)
市販品を見つけました。

 パソコンショップを覗いたときに、見つけましたが、400円ほどの値段で購入できるとは驚いてしまいました。

品名:FAN MATE 1

早速購入して試しましたが、快適に使えています。
上記自作をする前に見つけていたら、半田ごては持たなかったと思います。
ファンを減速したときのCPU温度。

 自作品およびFAN MATE1ともに、約1850RPM付近に調整して騒音が体感的に減少します。

Sensor2のCPU温度が若干高め(MB温度も筐体にCPUファンしか無いので少し高めです)になっていますが、冬季の間は心配するようなことは無いように思います。

その他、電源ユニットを格安(4000円)ケースから外して、つけました。
この電源(CODEGEN 300X)は、あまりに安くて心配になりますが、消音に関しては、高価な静音電源を越える静粛性が有ると思っています。ただし、Pen4には対応していません。

主な負荷:
Celeron1.2GHz・CD−RW・HDD・FDD・TVカード(VA1000MAX)
MEMORY 256MBx2