Top Page keybox begali の製作
自作工程のメモとして
2007.Jan.03


 cwbufkey2 の掲載で一息ついたのですが、 begali のパドルを裸で使うのがもったいなくてカバーをつけることにしました。
 前作、前々作のパドル(Kent・カツミ)同様にタカチのケースに収納することを予定にしていましたが、結局は安価なMB−3に収めて完成としました。

 以下は、一応の完成写真です。
 少し大掛かりになり、また余計なものを購入してやっと完成までたどり着きましたが、何かの参考になればと思い掲載しておきます。

 

1.道具の調達

begali パドルの底に穴を開けて取り付ける方法に決めた後、どうやって垂直に穴を開けようかと考え、貸し工具屋さんでも近くにあれば何とか成ったのですが、ボール盤を買うことにしました。

Web検索をしていると、金属加工が出来て、手ごろな大きさで、安価なものとして、東急ハンズのWebページ(ハンズネット)から「卓上ボール盤mini」という商品を見つけました。

 

以下は、箱から出し内部のベルトを張った後の写真です。

この作業だけのために買って、4箇所の穴あけ後に駆動ベルトを緩め、収納状態です。

 

2.加工台の作成

ボール盤を購入して垂直に穴を開ける準備は出来ましたが、2万円以上するパドルですので、失敗したりキズを付けたのでは元も子もないので、作業台を作ることにしました。

少し大きなホームセンターへ行き、はがきより少し大きな板(1cm厚)と、2センチ角の棒材を購入してきました。
棒材は、短いほうが5センチで、長いほうが8センチに切ってあります。

 

実際にパドルの台座を当てながら、適当な位置を決め、裏面から木ネジでとめました。

 

上から見たところで、ここに台座を伏せて載せます。

 

 

3.穴あけ加工

ここからの工程は、画像を中心に掲載しました。

先ずは、間違うことは無いと思いますが、裏面の配線の様子を記録しておきます。

 

次に、金具類を取外します。

 

上側のパーツも取外しますが、中央部のパーツは取外しが難しそうなのでそのままとしました。

 

台に載せた状態です。

 

次に、切り子がベアリング等に入らないように、ビニールのシートをかぶせます。
穴あけするところは、空けておきました。

 

使用したタップはM3の組タップで、3本とも順番に使いました。
また、タップを切るときは、油を注入しながら加工すると良いと書いてありました。
しかし、これだけのために加工油を入手する訳にも行かず、サラダ油を使ってタップを少し湿らせるようにして加工しました。
サラダ油を使うと、まわす力が軽くなって潤滑効果はありました。

 

 

 

4.加工後の組付け

ケースに収めるために穴あけ・タップ加工をしてきましたが、ここからは組付けになります。
高価なパドルにふさわしいケースを求め、色々なメーカーを探しましたが、適当なものが見つからず、あまり大きくなく加工が容易なタカチのMB−3を使うことにしました。
パドルそのものが幅も高さもあり、このMB−3に決めるまでには、プラスチックケース(タカチ:SYH−110)等も購入しましたが、加工することなく置いたままに成っています。

3mmのタップを空けた状態の底面です。

 

高さ5mmのネジ付スペーサーを取り付けます。
この状態で透明なゴム足から約1mm程度突き出た状態になります。

 

加工済みのタカチMB−3に収めた状態です。
ここまでは2006年9月に完成していましたが、別掲載のcwbufkey2を内蔵するか・しないかで加工を途中までしかせず、放置していました。
2007年の正月休みに、後ろのキージャックを付ける加工をして、一応の完成とし、とりあえずこのまま使うことにしました。

 

裏面は、ありあわせのゴム足を貼り付けています。(4個そろわなかったので、前後で大きさが違います。)

 

以上