Top Page 旧 移動運用装備
1998年3月以前


HF移動運用のANT装備
移動運用をするための足踏み基台やポールも車に積んでいますが、家族との 行楽のついでに実施するには少し大袈裟すぎるように感じていました。
特に50MHzとなると、場所の選定とともに車載の2エレHB9CVを 組み立てる時間もかかり、持って行っても使わないことがほとんどでした。
そこで、手軽なHFの運用を目指し、移動用の釣竿ベースを作ってみました。

1.
車の牽引フックへの取り付け金具は、ICOMのAH−2b用を使いました。
2. 後方へ伸びるパイプは、AH−2b用のパイプが短すぎたためにあきらめ、 少し入れにくい状況でしたが、矢崎のイレクタ(32Φ × 40cm)を 押し込んでいます。
3. 垂直のパイプはお馴染みの配水管(VU40 内径44mm 約45cm長)を使い、 下部は5mmの穴を4個空け、挿入する釣竿が落ちないようにタイラップ2本で十字に止めています。
4. 水平部と垂直部を止めているのは、グラスファイバー工研のデベマウント(52 X 32 mm)です。
5. 釣竿はFHAMのアパマン会議室等で話題になった、(株)竿好のPG ANT 90(9m長)を 使っていますが、配水管の内径にピッタリでFBです。
6. もちろん運転時はデベマウント部分を取り外して走行します。


次は後方から見た全景です。この状態で、車のトランク上にAH−4を載せ(固定せず) ケーブルを助手席まで引っ張り運用しました。
アンテナ線は、AH−4から釣竿の先端へ0.3SQRのビニール線を渡し、 立ち木などが有ればそこへ延長して使います。また、アースは同じくビニール線を、10mぐらい地面に引っ張りました。
他に6mと5.4mの釣竿も車に乗せています。
この装備での最初の運用は、1997年12月31日の岡山県都窪郡清音村 (JCG:31015)でしたが、10MHzでは発発のノイズで聞き取りにくい中、 各局から”FB SIG”と何度も打たれ気を良くしました。
97年12月31日 7MHz 10局,10MHz32局(いずれもCW)TKS
RIG:IC−706MK2M(50W) 電源:発発ホンダEX300

98年3月の移動運用まで、この車を使用しました。