OCXO Calibrator ケース加工・組立例

2020/11/27

タカチのCU-13Nを使った実装例として、写真を中心に貼っておきます。(頒布終了後に削除予定)



(01)正面


それぞれの大まかな寸法を入れておきます。
位置の寸法はそれほど厳密では有りませんが、Displayベゼル部分については、平行度が重要になります。


(02)後面


GPSアンテナ用のSMAコネクタの位置は、大まかな位置です。
内部のGPS受信モジュールへつなぐ同軸ケーブルの取り回しによって、都合の良い位置に変更する必要があります。


(03)底面


ここのサンプルでは、ネジの位置は上記の寸法にしています。(誤記訂正:前=>
USBコネクタをSTM32F103の物を使うか、USB TYPE-Cのコネクタを組むかによってUSBコネクタの突き当たる位置が若干変化します。
基板の固定位置ネジ穴は、楕円形にしていますので若干の調整余地は有りますが、上記サンプルは「USB TYPE-C」を使っています。


(04)左側面


基板とTFTディスプレー部を接続するケーブル(約20cm)は、当初Amazon等で扱っている出来合いのケーブルを使っていましたが接触不良があり、AWG24線とコンタクトを一本ずつカシメて秋月のハウジング(9Pと5P)に挿入して自作しています。


(05)右側面


GPS受信モジュールのSMAコネクタから後面パネルのSMAコネクタに接続する線は、ケースの高さが少ないことから「片側がL型になった約15cmのケーブル」をAliExpressから取り寄せて使っています。


(06)後から前面を見て


電池ボックスの位置は、他の品と干渉しない適当な位置に置きました。


(07)前から後面を見て


サンプルでは基板上のUSB TYPE-Cコネクタを使ている関係で、STM32F103(Blue Pill)基板のmicroコネクタが後面パネルに当たった状態で、基板と後パネルの間に約0.6mmのすき間ができます。
このすき間は、STM32F103(Blue Pill)基板のmicroコネクタの種類(微妙に違いが有ります)により前後する可能性が有ります。


(08)基板の無い状態


スペーサーの高さは、10mmを使用しています。


(09)前面パネルの穴あけ途中


このサンプル以前に2台加工しましたが、四角の穴あけが捗らず古い「ハンドニブラー」を買い換えました。


(10)TFTディスプレーの取り付け部拡大


アルミパネルとTFTのPCB部の間は、M3のスプリングワッシャーとナットで丁度良い間隔になると思います。


(11)基板部を上面から


TFTディスプレー専用にしたため、P5・P7はピンヘッダーの実装を省略しています。
STM32F103(Blue Pill)基板の下部分にUSB TYPE-Cコネクタを使うための回路を組んでいます。
USB TYPE-Cコネクタを使う場合は、F1(リセッタブルヒューズ)は取り付けずショートしてください。(ショートしないと5Vが4.75V程度に落ちます)
この例では取り付けていませんが「PIC24FV32KA301」にプログラムするため、P4「ICSP」用に5ピンのピンヘッダーを取り付ける必要が有ります。
また、BOMには載っていませんがこの例ではSTM32F103(Blue Pill)基板細ピンヘッダーを使用しています。
同じようにする場合は、40ピン分の細ピンヘッダー・細ピンソケットをSTM32F103(Blue Pill)基板用に用意してください。


(12)基板部を裏面から


最初に秋月の「AE-GNSS」を使った関係でPPS信号の初期状態の扱いをLOWアクティブにしています。
NEO-M8・M7等を使用する場合はHIGHアクティブのため、JP3オープン・ JP4ショートに変更する必要が有ります。



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