Top Page 送信機を組み立てる
自作工程のメモとして
1999.Nov.


低圧電源回路周辺部です。

 わかりにくい位置にありますが、電解コンデンサの囲まれたところが、
13V&5Vを作っている低圧電源回路です。13V は電圧可変型の3端子、5V は一般的な3端子レギュレータを使っています。
 中央左下の四角いアルミ版はバイアス調整用のボリュームを止めています。


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DRIVE部を側面から見たところです。

 見えにくいと思いますが、12BY7AはTS-520に付いていた
黒いシールドカバーを取り付けています。調整中に発振ぎみになりかぶせましたが、シールドカバーはアースする必要があります。
 この時点でファイナルBOXから出ている、中和y用の線をバリコンのフレームに半田付けしています。




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ファイナル部を上面から見たところです。

 ファイナルBOXは、完成品??の為大きく触るところはありませんでしたが、リレーの配線とSWRメーターへいく同軸ケーブルの配線が主なところです。
 タンクコール周辺もそのまま配線を残しています。DRIVE段を変更すれば、ALLバンドも夢ではありません。




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ファイナル部を裏面から見たところです。

 ここも上面と同様に、TS-520そのままですので、それぞれの信号線を適当な太さの線材で結線していくのみです。
 画像左側の空間は、今後 2・3倍高調波を落とすトラップと、サイドトーン回路を組み入れるつもりです。
 中央下側のBOXは、TS-520のバンド切り替えロータリーSWに連結されていた、ファイナル周辺のSW部です。また、その右はリレーのシールドBOXになっています。このリレーは、4回路ありますが、その内2回路だけをを使っています。


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貴重品のS2001が2本並んだところです。

 最初、ファンを結線せずTESTをしていましたが、真空管部は結構熱くなり、慌てて12Vのファンを13Vラインに結線しています。





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電源部の結線の様子です。

 当初、もっとグチャグチャになるかと思っていましたが、ほどほどの出来栄えで満足しています。

ここで
失敗談ですが、ヒーターのアース側の線を見失ってしまい、通電直後の問題がヒーターがつかないことでした。
実は
ヒーターのアース側の線は、トランスの上から取るようになってました。それを知らずに、トランス上面の線を短く切りカバーの中に押し込めていましたので、配線途中から一旦トランスをはずす必要が発生し、大変手間取りました。
 また、画像では見えにくいと思いますが、一応
1点アースに心がけて配線をしてあります。(ブロックコンデンサの間に、銅版を渡しアース線をそこに集めています。)
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LOWパワー設定時(TUNE)の出力です。

 簡易POWERメーターですが、150Wのレンジで、ダミーに出力したときの、出力値です。
 10W以下程度に低減できるようです。
回路上はS2001のスクリーングリッド電圧を、コントロールしています。(TS−520のフロントパネルにあるつまみ ”TUNE” の位置にあるときと同じ状態です。





HIGHTパワー設定時の出力です。

 
約30W程度を表示しています。






ANT関連部の様子です。

 前回紹介したSWRメーター部の下は、ANT切り換え用リレー回路を、穴あき基板に実装しています。
 リレーは、
松下の小型高周波リレー(RK型)を、裏面に取り付けています。
 外部とのやり取りは、右上の9PinタイプMTソケットを介して取り扱います。
 今流のソケットやコネクターで無いところが、ひとつのこだわり??ですか。




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フロントパネル面です。

 シャーシ加工でも出てきましたが、ケースに収めて見ました。
 パネル面のレタリング等が残っていますが、今度は時間をかけてじっくり進めたいと思います。
 ここまでは、机の上が、部品や回路図等の資料で埋まり、組み立てはやぐらコタツで進めました。
 冬も本格的になってきましたので、シャックも暖かな場所として使えるよう整理整頓をしたいと思い、急ぎ工程を進めてきましたが、一応の目安ができましたので、次回からは、ゆっくり更新をかけたいと思います。


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