Top Page PC9801ノート用バッテリーBOX
自作工程のメモとして
May.2000

今回の自作は、電池のショートや加工時の怪我のおそれが有ります。これを参考に追試等をされた場合でも、結果についての責任は負えませんので、あらかじめご了承ください。

組み上げた状態です。

 自作LOGソフト用に、しつこくPC−9801ノートを使用していますが、専用バッテリーが入手できないくらい古くなってきました。
 しかし、バッテリー駆動時間は極端に短くなってきますし、通常はACアダプタを接続しっぱなしにしているため、あまり古くなると不安が付きまといます。
 そこで、バッテリーBOX内部のニカド電池を取り外し、拡張電池BOXカバーの上に、電池BOXを拡張し、ニッケル・水素充電電池を載せました。
(画像に入れ忘れましたが上面カバー付きです)
 電池仕様:9.6V 1400mA
 今回使用した電池
       :1.2V 1600mA 8本
拡張電池BOXカバー内部の配線です。

 タカチの電池BOX(MG−4)2個を使っていますが、リード線はそのままのものを使っています。
 また、98の標準電池BOXは分解(責任は持てません)し電池を8個取り外して、電極からリード線を取り出しているのみです。
 SWは、念のため付けましたが、不要と思います。ただ初めての改造のため、安全性(充・放電時の発熱等発生時)を考えて付けておきました。
また、ヒューズは付けていません。本当は、2Aぐらいのヒューズか、標準電池BOXに付いている温度ヒューズを、正しく取り付ける安全策を実施すべきです。

標準電池BOXの復元状態です。

 標準電池BOXは、電極が有るほうからカッターナイフを使って一直線に切れ込みを入れます。(左右の接続部を基準に、カッターを使うのは1面のみ)
 前面のカバーに切れ込みが入ったら、BOX全体を歪ませながら、他の接続面をはがしていきました。
その後、バッテリーの取り外しと電極部への線材ハンダ付(ホットボンドで固めます)けをし、カバーを接着剤で止めます。

 カッター使用時のけがや電池のショート等危険が伴います。

主な使用部品です。

 電池BOXはタカチのMG−4を2個。
 電池は、YUASAのニッケル水素充電電池を、8個使いました。
 参考費用:
 電池BOX
       @340 × 2 =  ¥680
 電池4本パック
      @1280 × 2 = ¥2560

いずれも、ニノミヤ エレホビー店(6F)で調達しました。
充・放電特性です。

 最初に、98のリフレッシュモードをかけ、満充電にし、キー入力をせず、画面静止状態でそれぞれの時間を、分単位で測定しました。
 新品の、標準バッテリーが何分持ったか覚えていませんが、満足できる特性と思っています。
 しかし、通常はACアダプタを入れたままですので、半年ぐらいすると、放電時間も少なくなってくるのではと思います。その時は、電池のみを交換して対応する予定です。

注意:充電時は、98の標準バッテリー同様に、相当の発熱が有ります。

余談ですが、98ノート全盛の頃は、ニッカド電池用の電池BOXが市販されていたと記憶していますが、ご存知の方いらっしゃいますでしょうか。もう無いとは思いますが在庫品が有りましたら、購入したいと思います。