■不良箇所はすでに有る情報から該当する場所は分かりますが、回路上の場所を英語版のサービスマニュアルから特定しました。
この回路の機能ははっきりしませんが、回路からC353(47uF)とC358(10uF)がその箇所になり部品を入手することにしました。
部品入手に当たってシールドBox(高さ約11mm)の中に収納されていることから、小さいコンデンサーを探して、マルツのオンラインショップから入手しました。
元のコンデンサの大きさ: 47uF(16V)=6.3φ×5.5L 10uF(16V)=4.0φ×5L ・・・実測誤差有り
手配した代替コンデンサ: 47uF(25V)=6.3φ×7.0L 10uF(25V)=4.0φ×5L
(代替品の耐圧は16Vでも良かったと思いますが、価格も変わらないため25V品を選びました)
1.該当する不良箇所の回路 C353(47uF)とC358(10uF)
2.入手した代替のコンデンサ。10個単位の販売でしたので残ってしまいますが、小ささに拘って選定しました。
【ESRA250ELL470MF07D】アルミ電解コンデンサー 25V 47μF(高さ 7mm・10個1セット)
【ESRM250ELL100MD05D】アルミ電解コンデンサー 25V 10μF(高さ 5mm・10個1セット)
■交換する場所は分かっていましたので、ケースの下面を開けて全体のケーブルの位置をカメラに収めました。
PCBを外してシールドケースを裏面よりハンダ吸い取り線を使って取り外し、2つのコンデンサーを丁寧に交換する。
その後、シールドを戻してPCBの組み付け、ケーブル類を元通りに接続する工程で完成します。
私の場合は、特にトラブルもなく作業することができました。
1.作業前にMAIN UNIT(PCB)の全景を記録
2.交換するコンデンサの場所(シールドBoxの中)
3.交換後の状態
4.交換後のMAIN UNIT(PCB)の状態
シールドBox内(高さ約11mm)にコンデンサが収まっています。
5.交換前と代替品の比較
立型の電解コンデンサは、足を2mm浮かせるようにしてL型に曲げハンダ付けしました。