AH-4とWhipでベランダアンテナ再設置
自作・実験工程のメモとして
26.Aug.2020
秋が近づくと気になる台風ですが、この2年ほどその台風が怖くて下ろしていたスクリュードライバー・アンテナ(Hi-Q-4/160:以下SDA)を処分しました。
それまでの間、HFは受信で少し覗く程度で送信できる状態では無かったのですが、SDAを撤去した場所に台風の心配が少ないアンテナとして、AH-4を使ってみることにしました。
更に、勿体ないのでSDAで使っていたWhip(1.8m)も活用して設置しました。
SDAで使用していた「30度 突き出し用の基台部」も活用したAH-4アンテナシステム
Edit by bluegriffon 3.1
SDAで使用していた1.8mのWhipを使用することを前提に考えていた関係で、SDAの軸部を固定していた1.5インチ(38mm)のサポートクランプ*をそのまま活用するために、同38mmの規格である給水パイプ(VP30)を使うつもりでホームセンターを探していると、「TSキャップーC」と「TSユニオンソケット」が見つかりました。
それを組み合わせて、「パイプカッター」や「20Φの木工用ボアビット」等を追加購入しながら、以下のように組み上げました。
*DX Engineering Resin Support Block Clamps
■.ホイップのベース部
1.「TSキャップーC」の肉厚が5mm程度あるため、「20Φの木工用ボアビット」で1mmほど掘り下げています。
2.「TSキャップーC」と「TSユニオンソケット」の接着は、イレクターの液体接着剤が残っていたので使いましたが、接着後は接合部が分からないくらい同化していました。
■.ホイップの制震(?)部
1.こちらも「TSキャップーC」と「TSユニオンソケット」の組合せですが、「TSユニオンソケット」の灰色が在庫切れだったため色違いになっています。
2.元からのサポートクランプが2箇所有ったのでそのまま使用して、Whipの振動を抑える効果も期待して「制震部」としました。
3.ホイップの穴は、5.0mmです。
1.裏側からインチナットで止めていますが、穴の中なのでディープソケット(サイズ14)を使用して締めています。
商品名:漆黒 電動・充電式インパクトドライバー用 ビットソケット ディープソケット 14mm(ロイヤルホームセンター)
2.このソケットは、インチナットをホームセンターに持っていき、インチナットがスムーズに入るものを選別して購入しました。
AH-4は小型で風の影響は少ないと思いますが、安全に配慮し取付治具(アルミ板)を追加しています。
いつもは、アルミ板を購入するときは穴あけ加工まで一緒に注文するのですが、今回は穴数も少ないことからカットだけのオーダーにしました。
■.ホイップ部をベランダ内に収納したときの状態
1.左側にSDA時のラジアル部の残りで、Whip部の代わりにAH-4のホット側につなぐこともあります。
2.マスト部を最大270度回転させるため、AH-4のアース側からの線は、1.5回転させた後にカウンターポイズ組線に接続します。
■.サポートクランプ右側のAH-4取付治具部分
マストの黒い部分は、スベリ防止用の自己融着テープの残りです。
■.AH-4取付治具の加工図面
1.中央部の4穴はサポートクランプ用の穴です。
2.外側の4穴はAH-4用の取付穴で、AH-4の金具は長穴ですが製品に添付されているUボルトの間隔を測って同じサイズにしています。
加工図面は、初めて使う「RootPro CAD 10 Free」で作図をやり直しました。
■.アース固定アルミ板
アースはAH-4に直接力が加わらないようにベース部に8mmのボルトで固定しています。
■.アース固定アルミ板(拡大)
左右に振り分けているアルミ板は、6mmボルト用なので、8mm固定部分は拡張しています。
■.アンテナ直下の接続ボックス
1.これも以前から使っていた接続ボックスをそのまま使用しています。
2.AH-4のコントロール線は特にシールド処理等はしていませんが、問題が起きれば対応する予定です。
■.再設置時のAH-4の内部
1.ケースが小さいため大きなものは難しいですが、同軸側・データ線側にパッチンコアを入れています。
2.この状態から経年後、雨水等の侵入が有るのかどうか比較用で置いておきます。
(1)その他
大幅な改定・追記用