Top Page AMD Turion64 による 自作PC
自作工程のメモとして
2006.Feb.12


以前から使い続けてきたマイクロATXの中身を、 MX3S と Pentium3 から、最近のCPUへ変更しました。
Turion64( テュリオンろくよん と読むそうです:以下、Turion と略す)を採用すると、発熱面で有利との情報がありましたので、CPUはすぐに決まりました。
その Turion の中でもL2キャッシュが1MBあり、比較的安価な MT-30 を選択して、静音と低発熱、さらには以前から使っていた奥行が短いM-ATXケースに収まる事をテーマとしました。

1.入手パーツ(一部紹介)

CPUは決定していますが、マザーボードはケースの奥行の制限(最近のM-ATXケースは奥行に余裕がありますが)から、マザーボードの幅が小さいほうが良い事を選択のポイントとし、当初「K8MM−V」を買うつもりでショップへ行きましたが、それの隣に有った「K8NGM−V」が目に留まり、Turion 正式対応を謳ってましたので、「K8NGM−V」を使うことにしました。(いずれも 24.5cm×19.5cm)

その他、Turion はバルク品しか流通していなくて、ヒートシンクを検討しましたが、もともと Turion の発熱が少なくゲームをやることも無いので、安さを第一に考えて、蒲鉾(SCKBK-1000)を使うことにしました。
日本橋まで行って、この品を安く扱っている店に寄りましたが品切れで、少々高くてもそのまま帰るわけには行かず、上記マザーボードを購入した店で、買いました。

上の蒲鉾が、そのままこの Turion に適応するかどうかが不明なため、同店で扱っている高速電脳の「KD-TurionCopperPlate Ver.2」を買おうとしましたが、これも品切れで、手ぶらで帰るのももったいないので、PentiumM(479)用の銅版を買ってきました。
これは結局不要で、上記の蒲鉾(SCKBK-1000)だけで適度(素人判断ですが)な圧力がかかるようです。

そのほかに電源ですが、これは数ヶ月前に他のPCの電源が故障したときに、この筐体(マイクロATX)の電源を外して使った関係で、割と最近のものを用意してあります。(24ピン対応)


2.組み付けの様子

組み付けの様子は以下のようになります。
9cmのファンが大きくて目立ちますが、これぐらいにしておけば冷却に関して安心出来るように思います。
また電源のケーブルは、3.5インチHDDを5インチベイにマウンタで移動させているので、空きスペースとなったFDDの下にもぐらせて、スペースを確保しています。

以下の写真のように、もう少し拡大しますと、はっきりしますが、CPUファンはボリュームコントロールBOXを通して、約1500回転に落としています。
その他は、DDR400の256MBメモリーを2枚載せています。
ディスプレイは19インチのSXGAを使っているので、以前のMX3SではAGPスロットにRADEON7000をつけていましたが、今度は512MBも載せていますので、内蔵のVGAを使っています。(他のメインPCも、ONボードVGAで済ませています。)

3.最終チェック

次に、後ろ面から見た様子です。
古いケースですので、フロントのインターフェースは付いていませんが、コンパクトなのと鉄板の厚さもそこそこあるようで、とてもしっかりしています。
また、最近のケースは、切削バリの処理が出来ていない物もあり、手元から離して使うサブPCは、これで良しとしています。


Turion MT-30 は、スーパーパイの209万桁を実行して、約2分で完了しました。
このPCのOSは、Windows2000です。

また、そのときのCPUの状態は、システム温度プラス3度程度の上昇になります。
部屋は冷えていますが、焼酎の湯割を飲んで体が温まった状態でテストをしていますので、寒くはありません。

ちなみに、メインPCであるPentium4 2.4CGHzの209万桁は、以下のようになります。(負けている)
メインPCのOSは、WindowsXP Pro です。


以上