Top Page エモテーター整備
自作工程のメモとして
2000.Nov.

YHOOのオークションでエモテーターのモーターを入手しました。おまけでコントローラもついてきましたので、清掃・整備を実施しました。

モーター部は105TSですが、コントローラは501CXとのことでした。

 オークションの出品はモーターでしたがおまけでコントローラもつけてもらいました。型は違いますが使えるとのことで、天気のいい日曜日に水洗いしました。
ほこりと、そのためのかび臭いにおいがありましたが、ほどほどきれいになりました。
 とりあえずそのまま乾かして、2時間ぐらいで通電しましたが、ショートとうは起きずに正常になりました。
簡単な回路ですので、あまり心配しませんでしたが。
cr2s.jpg (13756 バイト) モーター回路用のコンデンサを取り付けた様子です。

 後で出てきますが、当初は、モーター内にコンデンサが無いと聞いていましたので、日本橋で適当な容量のコンデンサを買ってきました。
 働きは今ひとつ理解できていませんが、AC用の7マイクロファラッドが必要とのことで、3.3μFを2個並列につけました。

後で取り外しました。(モーター内に実装されていたため)
水洗いした後の前面パネルです。

 もともと、そんなに汚れてはいない前面パネルですが、水洗いしたところ、メーターの中に水蒸気が入ったようで、なかなか取れません。
 AC−SWの上には大きな傷がありますが、ケースのほうがキズからくるさびが発生しており、中もさびが発生していました。サンドペーパーで磨きましたが完全には取れていません。



裏面の様子です。

 ケーブルは臨時の配線ですが、コネクター(オス)は、エモトに補修品として注文しました。
 最初は埃が積もっていましたが水洗いでほどほどきれいになりました。
AC100V−8Vのトランスがありますが、乾燥後の通電で問題は発生しませんでした。
また、ACラインはトロイダルコアとコンデンサで高周波対策が施されています。


通電時の全体の様子です。

 幸い、モーター部は未使用状態(少なくとも野外では)でしたので、位置調整もすんなり完了しました。


モーター部を分解して見ました。

 出品者の言うとおり、グリスの状態からも使用した跡は感じられず、きれいな内部でした。
ただこの後、元に戻るときに位置あわせで苦労したのは、先輩諸氏もおありと思いますが、分解前に位置をマークしとけばよかったなと後悔したのはいうまでもありません。




モーター部の拡大です。

 グリスの粘度もありまだまだこのままで使える状態です。
取り説として502CX用をつけてもらいましたので、細部では違いが有りますが、シンプルな機構ですので、メンテには困らないと思います。



コンデンサ発見。

 話では、モーター部にコンデンサはついていない(105TS)と聞いていましたが、502CX回路図のとおりコンデンサがついていました。
 事前にわかれば、追加コンデンサ(700円程度)を買わなくてすんだのですが、ここまで分解することはあまり無く、聞き及んだ情報を頼ってしまうのはどこにでもあるように思います。

リミットSWに付いている、緑色のブロックが7μFのコンデンサです。
(6.8μFかも知れません)

モーター側の配線端子。

 臨時で配線しテストしましたが、購入時はモータ側の端子カバーが無い状態でしたので、先のコネクターとともに、(株)エモテーターに補修部品として注文し用意しました。

 ほかのメーカーもそうだと思いますが、いつまでたっても補修品を供給してくれる姿勢はすばらしいと思いました。アマチュア無線の業界だけになったのかも知れませんが。!!
 一応、完動状態になりましたので、ベランダにもう一本ANTを立てるときに使いたいと思います。
 少し目立つ南面を狙っていますが、覚悟がいりそうです。HiHi