Top Page 周波数特性直視測定器 FRMS の製作
自作工程のメモとして
2009.Feb.21


 2008年12月ごろから工作を再開して、別ページの「7MHz CW Transciver TGS−40C」キットをつくりましたが、その後も作って見たいものが出てきました。
いざつくろうとすると、測定器やらが必要になりますが、その中でもCWフィルターやプリセレ( preselector )自作を考えて、以前から気になっていたFRMSを組み立てて見ることにしました。
基板は、CYTEC/サイテックより頒布いただきましたが、PICやケース(タカチ:YM−180)等の手持ちが有りましたので、部品集めと平行してケース加工から取り掛かります。
また、Web上で公開されている情報から、入出力のコネクタは、BNCの絶縁タイプを使いました。

今回のケース加工は、推奨寸法も公開されており厳密な位置合わせもありませんので、例によって表・裏パネルをパワーポイントで作成・印刷しパウチで処理しました。
(プリンタは、Canon MP610で両面用の少し厚い紙を使用しています。)

パワーポイントのファイルは参考までに添付します。

パネルのPPTファイル ( zipファイルです)

 以下はシャーシ加工後の写真です。
この位置からは見えませんが、RS−232Cコネクタ部分はドリルとハンドニブラーを使ったためガタガタになっています。
そのため裏面もパウチで全面をカバーするようにしています。

 

1.ベース基板の配線

 部品数も少なく、配線そのものは時間がかかりませんが、抵抗を横置きにするために穴を追加で開けたため、ピンバイスと1mm以下のドリルを使いました。(DDSの下になる抵抗)

また、裏面の写真はつけていませんが、チップ部品は割りと大きめサイズ(2012等)を意識的に選択して購入しました。

 

2.ベース基板にDDSを載せたところ

上の写真と前後しますが、別途組み立てた秋月のDDS基板を載せて、部品同士の干渉を確認しました。
また、20MHzのローバスフィルタ用に準備するチョークコイルは、トロイダルコア(T25−10)も用意しましたが、たまたま日本橋のデジットに0.68uHがありましたので、それを使っています。
(拡大写真あり)

 

3.実装後の状態

パネル上に出るほとんどの配線は、ハンダ付けですが、LEDだけはパソコンの増設LEDがありましたのでコネクタを使いました。
(拡大写真あり)

 

 

4.ヒートシンク部

通電しているとある程度の発熱があり、以前の小型ヒートシンクから少し大きめの品に変更しました。
後からとりつけたために、0.1uF(104)のアース側と干渉していますが、組み付け後に変更したため、追加の穴あけやハンダ付けを外すのが面倒でそのままにしています。
このヒートシンクは、多分 17P23 という型番だと思いますが、同じような品で 17PB23 だと干渉しないかも知れません。
(拡大写真あり)



 

5.完成

Web上で測定例の公開は多くありましたが、組み立て時に参考になる写真が少ないように感じていました。
そのため、大きいサイズの写真を意識的に入れてみました。
これから製作される方の参考になれば幸いです。

 

 

以上

 2019年8月に処分しました。

6.追記用(予備)