Top Page モニター回路を組み入れる:その2
自作工程のメモとして
1999.Dec.


キー信号モニター回路 FCZ版です。

 前回の回路(555)では、トーンが濁って聞こえ、長時間の送信では疲れそうなので、サイン波を発振する回路を探し、FCZのキットが見つかりました。大変安価でしたし、回路自体も簡単です。
 ただ、KEYによってON/OFFするときの波形が、クリックを伴っていたので、組み立て説明書にある3.3μFのコンデンサをつけて、ほどほどの波形となりました。(下段に画像あり)



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モニター回路の配置(1)です。

 取り付け場所に困って、Sメーターの後ろのスペースを使うことにしました。
 スピーカーは手持ち(いつ購入したかわかりませんが、数個ある内のひとつ)を使いましたが、マグネットが強力なため、電源トランスの上に置いただけでも、割としっかり固定できるようです。
 スピーカーはTS-520から外して取り付けることも可能です。試してみましたが、ケースの上面にある通風スリットに、TS-520のスピーカー金具が、そのまま取り付けられそうです。

(初期のモニター基板と同じ取り付け方法です)

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モニター回路の配置(2)です。

 横から見た画像です。
 コネクターは初期の基板のを流用していますが、一部、電源が13Vと5Vの2本になり、簡易コネクターで接続しています。
(一番手前のコネクター)



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キーモニター信号です。

 
オシロスコープが5MHzの簡易型のため、波形が重なっていますが、ほぼ、きれいなサイン波形で安定しています。


キーモニター信号(2)です。

 エレキーでドットの連続を打ち出し、デジタルカメラで何度も撮り直して、撮影できました。
 立ち上がりの振幅は、ややゆっくりした立ち上がりとなり、立下りは、すばやく信号が消えています。
 回路図中の電源(+5V)をON/OFFする発振の制御で、3.3μFが効いています。
 (約650Hzを発振)


キーモニター信号(2)です。

 回路図中の、3.3μFが無いときの波形です。信号の立ち上がり時に、大きな振幅が現れており、耳で聞いてると、ボツボツという感じが強調されます。