RF Filter の製作
自作工程のメモとして
2009.Oct
上段が50MHz関連のフィルターで、それまで50MHzのアンテナとしてホイップを使っていましたが、乱雑なケーブル這いまわしではSWR1.2が最良でした。しかし、このように直線的にフィルターを配置することによって、SWRが1.0付近まで落ち着きました。(内蔵アンテナチューナーはOFF)
上段右がコメットのHF〜50のローパスフィルター(以下:LPF)で新規購入品(CF-50MR)です。上段左は20?年ぐらい前のALPHA(京都)社製のコモンモードフィルター(以下:CMF)です。
下段右は、これも古いSHINWAの(1005)HF用LPFです。その左が自作のCMFとなります。
幸い今までTVI等の経験も無く、旧来のフィルターをそのまま適当な長さのケーブルでつないで使っていましたが、環境整備の一環としてその他のフィルター群とともに、配置・ケーブル這いまわしも考慮した内容を記録しておきます。
この画像の板材は、ホワイトパイン材(15mm×200mm×910mm)を1枚使用しました。
1.HFコモンモードフィルター(CMF) |
トップの画像にある下段左の品ですが、ワールドワイド社のFT−240#43(FT-240#43)材相当のフェライトコアに3D−2Vを巻きつけて作りました。
製作に当たっては、大進無線のHPを参照し、巻き数についてはそれなりの回数でOKとしています。(W1JR巻き)
ケースは、タカチのSS−160を使いました。最終的にはふたに4箇所穴を開け、木ネジで裏向きに取付けてあります。
2.DCライン コモンモードフィルター(CMF) |
DCラインはアイコムの100W機用DCケーブルを使っていますが、無理やりFT−240#43(FT-240#43)材に巻きつけておまじないのような使い方をしています。(画像中央下)
コアは、紐で吊り上げてRIGのコネクター部に負荷がかからないように配置しました。
3.ACライン コモンモードフィルター(CMF) |
電源は専用を使用しており、上記のようにDCラインを処理しましたが、コアも10個まとめて購入してあり、ACラインも処理しておくべきと考え、DAIWAのSS−301X(SS-301X)スイッチング電源のACラインにも、FT−240#43材(FT-240#43)を使ってコモンモード対策をしました。(W1JR巻き)
また、裸でそのままおいておくのも埃が気になるため、テイシン電機のモールドケース(TB-76)に収めました。
4.その他のコモンモード対策 |
FT材は、その他FT−140#43(FT-140#43)材や、FT−114#43(FT-114#43)材も購入し、トランシーバの入出力端子を処理しています。(W1JR巻き)
以下は、CW入力の例です。(FT-114#43)
5.DC電源まわりの状況 |
以前は電源を重ねて置く木枠は無く、金属机の足元部分の棚にそのまま電源を2段重ねしていましたが、CMF等は金属から数センチ離して設置することが良いとの話もあり、本日(10月4日)ホームセンターで木材をカットしてもらい、自作の木枠を木ねじで組み立てました。
定規だけの採寸で、大まかな組み立てのため1mmぐらいの誤差が発生しています。左上側面が、自作したACラインのCMFで、近くにテーブルタップが来るように木枠側面下部に、3Pのテーブルタップ(アース極は開放)を仮止めしています。
下段の電源(DM-130MV)は、今のところ使っていません。
この画像の板材は、ホワイトパイン材(15mm×300mm×910mm)を2枚使用しました。
6.外部アンテナチューナー |
外部のアンテナチューナーは、10年以上前のAH−3をそのまま使っています。
AH−4も持っていますが、1.9MHzに手軽に出られるためにそのまま使っています。
以前からAH−3を収納していた外箱ケース(ホームセンターの収納ケース)が経年劣化(10年以上使用)したのと、マンションの大規模修繕工事により一時撤去の必要があり、数度使った釣り用のクーラーボックスに変更しました。ここにも新規に、同軸ケーブルならびにコントロールケーブルの2箇所に、フェライトコアFT−240#43材(FT-240#43)でCMFを挿入しました。
(AH−3は、プチプチで簡単に包んでいます)
左側のケーブル取出し口は、雨が入り込まないように、クーラー用の配管用品をカバーとしてネジとボンドで貼り付けています。上の写真では、同軸のフェライトコアだけ見えますが、以下にコントロールケーブル部も併せた画像を貼り付けます。
(それぞれW1JR巻き)灰色が少し茶色かかった5D−2Vの同軸ケーブルは古いままです。
6.追記用(予備) |