Top Page 送信機の回路
自作工程のメモとして
1999.Dec.

送信機の回路です。

 回路をあとから書いたため、ブロック化しているところは省略していますが、ほぼ現品に近い回路です。
 一部(13V/5V安定化回路等)は、ありあわせの部品を使ったため、コンデンサの数値を省略していますが、一般的な数値を使えば問題ないようです。
 S2001のスクリーングリッド電圧は、TS-520の50W仕様の位置から取り出しています。
 これで、ファイナルのIpディップ点と出力最大点の一致が、約Ip120mAで取れました。
 400V × 120mA = 約50W入力となります。
 TS-520部分の回路は、メーカー(TRIO)の回路図を参考にしてください。
sub1  
99.12.12:修正
パネルデザインのイメージです。

 雰囲気だけですが、こんな感じになっています。

99.12.12:修正
TS-520を活用した、自作送信機は一応完成とします。
 やはり、苦労した分だけ思い入れがあるというか、大事にしたいという気持ちになってきます。HiHi
 現在の性能は、出力約20W・10MHz CW 専用状態です。ただし7MHzには、一部の変更だけで可能ですので、変更申請は、7MHzと10MHzの50W送信機(S2001×2本:400V では50W出力が妥当だと思います)として、登録する予定です。

 残っている課題は、

1.第二・第三高調波が、目測ですが約40dBしか減衰していないようなので、T型フィルターを内蔵するか、市販のローパスフィルターを外付けにする。(目測は、IC706MK2MのSメーターにて簡易測定)
2.DDS VFOの発振が10MHzだけですので、7MHzも発振するようにプログラム変更をする。
(99.12.12:済)
3.現在パネルには、ネームランドで名称を入れていますが、もっときれいに??する。
4.組み立てに使った、工具・部品を整理する。等々です。

 自作される方には、身に覚えがあると思いますが、完成するまでに、思った以上にお金がかかり、手持ちの部品を活用した割には、部品が増えている!?のではないかと思います。あれにしようか、これにしようか、迷った挙句、新たに購入した違う部品を使ってしまう。  こんな感じでしょうか。

 以前に掲載した、エレクトロニクス-KEYは、まだまだやさしかったのですが、真空管は格別でした。
やはり、「自作は最高の道楽です。」が現在の心境です。
 もし、真空管のRIGを自作しようと考えてる方がいらっしゃいましたら、一言「半年以上は楽しめ(苦しめ)ます」と申し上げます。