Top Page
 ページが重くなったため、分割しました。(May.2000) 


移動運用装備 目次

  1. 移動運用LOG -->別ページへ
  2. HF移動運用のANT装備
  3. 後部座席用机
  4. HF固定機車載テーブル
  5. 移動用バッテリーBOX
  6. バッテリー規格




HF移動運用のANT装備

移動運用をするための足踏み基台やポールも車に積んでいますが、家族との 行楽のついでに実施するには少し大袈裟すぎるように感じていました。
特に50MHzとなると、場所の選定とともに車載の2エレHB9CVを 組み立てる時間もかかり、持って行っても使わないことがほとんどでした。
そこで、手軽なHFの運用を目指し、移動用の釣竿ベースを作ってみました。
車を換えたため、画像を入れ替えました。(1998年10月)


1. 車の牽引フックへの取り付け金具は、ICOMのAH−2b用を使いました。 ('98.10.25)


2. 後方へ伸びるパイプは、AH−2b用のパイプが短すぎたためにあきらめ、 少し入れにくい状況でしたが、矢崎のイレクタ(32Φ × 40cm)を 押し込んでいます。('98.10.25)


3. 垂直のパイプはお馴染みの排水管(VU40 内径44mm 約45cm長)を使い、 水平部と垂直部を止めているのは、グラスファイバー工研のデベマウント (52 X 32 mm)です。('98.10.25)


4. 以前は、下部(上記3の取り付け部)だけで固定していましたが、風が強くなると 釣竿がゆれ、強風で倒れる事を心配していましたが、ルーフレール部に固定する 器具をつくり固定できるようにしました。('98.10.25)


5. 違う角度からの画像です。11月以降はこの装備で移動運用する予定です。('98.10.25)


6. 配水管の下部は5mmの穴を4個空け、挿入する釣竿が落ちないよう に結束バンド2本で十字に止めています。('98.10.25)

最近、結束バンド部を切り取り、ただのパイプとして使っています。釣竿を地表面で支えたほうが安定するため、変更しました。(追記:2000.5.06)


7. 送水管(VP13)を使い組み立てました。短いほうが2本の折りたたみで長いほうが 3本になっています。パイプ1本の長さは総て約50cmで、片側に継ぎ手を 固定して専用の接着剤で止めています。 キャンプ用のパイプを思い出し、全体を継ぎ足して、最後に中に通した紐を引く ことで、固定します。取り付けやすさとコンパクト収納を可能にしています。
工夫:送水管は専用の継手でつなぎますが、そのままでは継手の中央付近まで差し込めません。 そこで、送水管の先(両側)をガスこんろであぶり、少し柔らかくなったところで、 継手をシゴクようにしながら奥まで差し込むと、中央までスムーズに挿入できるように なります。('98.10.25)


以前の装備




後部座席用机

手軽な移動運用という事で、いつも車を使っていますが、狭い車の中でパソコンや ELEC−KEY等を操作するのが大変で、その為現地に着いても おっくうになっていました。
以前にMobile Ham誌で見かけた記憶(97.10月号でした。Tnx JM7JFV)を頼りに、 ヤザキのイレクターで作ってみました。
98年8月9日:5・6を追加。


1. 全体の画像です。ヤザキのイレクターとベニヤ板と木ネジだけで出来ています。
総費用は、2500円ぐらいでした。


2. 運転席の枕を外し、枠組みを抱かせます。その後、枕?を再度差し込みます。 このままでも運転できますが、後部座席に誰かのっていると窮屈だと思います。


3. 下部の画像です。一応長さを測り床面でも支えるようにしています。 手前側のベニヤ板を乗せるパイプは、高さ調整をするため、まだ止めていません。 このままでも、摩擦で落ちる事は有りませんし、 パソコン等を載せるとしっかり固定できます。


4. パソコンとELEC−KEYを載せた画像です。
ベニヤ板のサイズは 300 × 450 mm で、パイプの幅は 300mm の規格品を 切らずに使っていますので、接続用パーツの幅だけ広くなっています。(約360mm)


5. 3番目の画像にある床面へ届く足を切り、短くしました。
車を買い換えて少し広くなりましたが、以前の長いままでは扱いにくく、 車に載せておくのも場所を取るので、切りました。


6. 新タイプの車載机のフレーム部です。
長さ 300mm のパイプを6本(そのままの長さで使用)と、 450mm のパイプ2本(切ります)で出来上がると思います。




HF固定機車載テーブル

 HF固定機をワゴン車の中で使いたいとの思いから、テーブルを作ってみました。
 HFRIGは、10Kg程度の重さが有り、前項のパソコン用机程度では、耐えられそうもない為、後部座席の背もたれを倒しそこに置く事にしました。停車中にしか使わないものですが、収納にかさばらず安価で、しっかりしたものを目指してみました。

2000年5月5日


1. 上面の画像です。ベニヤは45cm×90cm×9mmを使い、45cm×35cmに切っています。縦になる板は、45cm×14cm×19mmのワンバイフォ材を、そのまま使っています。
固定は、木ネジ4本です。


2. 裏面です。
材料費は、1000円程度だったと思います。
(板は残っていますが...)


3. 載せてみました。
そのままで水平になりますが、気休めに下部にクッションを入れています。少し気になるところといえば、Sメーターを確認するとき、真左に向かなければならない事ですが、しばらくはこのまま使ってみるつもりにしています。



4. 裏側からの様子です。
センターアームレストに載せていたIC−706よりANT等の接続はやりやすくなりました。
また、仕舞うときも左後ろドアを開ければ、そのまま荷台に運ぶ事が出来ます。


5. 上面のベニヤ板の上には、3mm圧のゴムをひいて、滑りにくくしています。
また、IC−756シリーズ(PRO含む)は、メインダイヤルが下部に付いてあるため、前足スタンドを起こすか3mm以上前面を上げてやらないと、指でメインダイヤルの外周を操作し難いので、固定機(PRO)も、5mmのゴム板で前部を浮かしています。




移動用バッテリーBOX

移動用のRIGやANT等々そろえていますが、なかなか腰が上がりません。 その一つに、電源の問題が有ります。以前に発発を使っていましたが、音やACケーブルを 引っ張ったりして、どうしても大掛かりになってしまうことが有りました。 自家用車にはDC12Vの結線も用意していますが、バッテリー上がりが恐くて エンジンをかけたまま運用しており、落ち着いてQSOする気に なれず、ほとんど使わずじまいでした。
そこで、専用のDCバッテリーを装備することを検討しました。
1.12V自動車用バッテリー2個とDC−DCダウンバーター(24V→13.8V)
2.ボイジャーバッテリー1個とDC−DCアップバーター(12V→13.8V)
3.12Vの補助バッテリー(自動車から充電)
上記3つの中から、比較的安価でかつ13.8Vが安定して取り出せる1案に決定した次第です。
RIGはICOMのIC−706MK2M(50W)で約16Aの負荷を想定しています。 (CW運用で3時間程度持てば良い)


1. 外観です。
ホームセンターで、 「POWER TOOL CASE 452」というのを見つけました。
箱の底には、スポンジが敷いてありその上に9mm圧のベニヤ板(450X300mm)を、 底面の大きさに合うように適当に切って入れました。 (重量が2個で約20kgあるバッテリーをその上に載せます。)


2. 蓋を開けたところです。バッテリーは日本電池の GZ2-38B19L を2個直列に接続して DC24Vを得ています。
DC−DCコンバータはダイワの30Aタイプで、このケースに丁度の大きさに収まっています。 このまま蓋を閉めることができ、転倒の心配をせず車のトランクに収納できます。
DC−DCコンバーターの下には、ティッシュペーパーの箱程度の空間が有り、 底上げしベニヤ板で仕切っています。


3. バッテリーの端子部は「エーモン」の黄銅製のターミナルを使いました。
このターミナルには、スプリングワッシャーが付いていませんので、ステンレス製の 6mmと8mmのスプリングワッシャーと平ワッシャーを用意されたほうが良いと思います。
また、バッテリー間の接続には、同じく「エーモン」の平型ヒューズホルダーを使っています。
バッテリーの外箱(ダンボール)は、上面で切り衝撃の緩衝のため、 そのまま使っています。(外箱を使ってジャストサイズ)


4. バッテリーのショートは、爆発や火災の可能性が有ると取り扱い説明書にも書いてありましたが、 私は、自転車用のタイヤチューブを買ってきて、バッテリーの端子にかぶせて処置しました。 (チューブはゴムの接着を防ぐために白い粉?が塗ってありますので、 洗剤でよくもみ洗いHiHiして使っています。)
約10cm長に切り、バッテリーの端子部と蝶ネジ部に穴(大まかにはさみを使って)を 開けています。


5. 蝶ネジ部は、同じくショートと誤接続の防止のため、ホットボンドを表面に塗り 絶縁しています。
工夫した事:
プラス側は、自動車塗装の補修用ペイント(赤)を塗った後に、ホットボンドを塗ってます。
ホットボンドは、固まる速度の関係で、そのままでは表面がガタガタになりますが、 その状態で家庭用のガスレンジで暖め、写真のように表面が整った時に水で冷やします。
また、ネジ山部は 自己融着テープで保護して作業をしましたが、熱にも溶けずノリも残らないのでFBでした。




バッテリー規格